新博物館整備等に関するサウンディング型市場調査の対話結果の公表

豊田市では、新博物館整備等に向けて、民間事業者との対話を実施しましたので、結果を公表します。

1．サウンディング実施の経緯

当該地は、かつて七州城に隣接する七州台といわれる高台に位置し、県立豊田東高等学校の移転後の平成22年3月に策定した豊田市文化ゾーン基本構想において、歴史・文化を感じさせるゾーン内の歴史継承拠点の整備対象地に位置付けられた。平成28年度には新博物館基本構想を策定、平成29・30年度の2か年をかけ、現在、新博物館基本計画を策定しており、令和元年度からは2020年代前半の開館を目指し、設計・工事を進めていく。

今回のサウンディング型市場調査では、新博物館基本構想や現在策定中の基本計画で示した整備の方向性を踏まえ、民間事業者のもつ先進的で優れたアイデアやノウハウを生かした具体的かつ、実現性の高い事業提案を幅広く募集するものであり、これらを参考としながら、“WE LOVE とよた”の拠点となる今後の新博物館整備事業の推進を図るものである。

対象地の概要

所在地	豊田市小坂本町5丁目80番地、同8丁目1番地
敷地面積	35,948.19平方メートル
対象地の概要	【対象地の位置付け等】 豊田市文化ゾーン構想における歴史継承拠点 豊田市中心市街地活性化基本計画における中心市街地 豊田市緑の基本計画における緑化重点地区 【都市計画等】 市街化区域　第一種住居地域及び第二種住居地域（建ぺい率60%、容積率200%）、準防火地域、緑化地域等 【土地形状、植生等】 土地形状：不整形地 植生：約30種（ゴヨウマツ・イロハカエデ・モミ・マテバシイ・モミジ・ハンテンボク・ユーカリ・キョウチクトウ・イブキビャクシン・キリ・クロマツ・キンモクセイ・タケ・ソメイヨシノ・メタセコイア・ヒマラヤスギ・ナンキンハゼ・クスノキ・ケヤキ・イチョウ・シラカシ・ヒノキ・スズカケ・モクレン・エノキ・ユズリハ・モッコク・クロガネモチ・サザンカ・ツバキ　など） 【既設建築物、工作物】 敷地内に既存建物あり（令和2年度に解体予定） 本館（昭和35年築：RC造3階建） 北校舎（昭和41年築：RC造3階建） 南校舎（昭和45年築：RC造3階建） 体育館（昭和38年築：RC造平屋建） 武道場（昭和59年築：S造平屋建） 【その他】 接道状況：国道153号に隣接・市道小坂若林1号線・市道樹木線・市道西山上挙母線に近接 その他：土壌汚染等については未調査

2．サウンディングの実施スケジュール

平成30年9月1日 サウンディング実施要領の公表
平成30年10月4日 サウンディングの実施
平成30年12月7日 サウンディング結果概要の公表

3．サウンディングの参加者

説明会参加者
不動産建設・管理業：1者

4．サウンディング結果の概要

• 屋外空間や飲食店舗の出店による収益確保に関する提案
• 法人や個人からの募金・寄附等による事業費の確保に関する提案
• 文化ゾーン3施設の回遊性を向上するための移動手段に関する提案

5．サウンディング結果を踏まえた今後の方針

1者からの提案にとどまったが、収益や事業費の確保、文化ゾーン内での回遊性に関する具体的なアイデアを聴取でき、今後の設計・工事を進めていく参考とすることができた。