豊田市PCB処理安全監視委員会 平成20年度第3回開催報告
- 最終更新日:
- 2009年10月13日
- 日時
- 平成21年3月11日(水曜日) 午前10時から午後12時00分
- 場所
- 日本環境安全事業(株)豊田事業所
- 議題
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- 豊田PCB廃棄物処理事業における豊田市の対応について
- 豊田PCB廃棄物処理施設の操業状況等について
豊田市域の処理終了時の事業総括(案) - 豊田PCB廃棄物処理施設の状況報告について
委員会の様子
委員会
平成21年3月11日(水曜日)午前10時から日本環境安全事業(株)豊田事業所において、平成20年度第3回豊田市PCB処理安全監視委員会を開催しました。
委員会には安全監視委員14名、オブザーバーとして愛知県資源循環推進課と豊田市消防本部、また、環境省産業廃棄物課、処理事業者の日本環境安全事業(株)(JESCO)が出席しました。なお3名の方が委員会を傍聴されました。
議事内容(要旨)
(1)豊田PCB処理事業における豊田市の対応について
市から、前回の安全監視委員会(平成20年10月27日)以降に実施した豊田PCB廃棄物処理施設や収集運搬作業に対しての立入検査、環境調査結果等について報告がありました。
- 豊田処理施設の排気中のPCBオンラインモニタリングに表示異常が発生しているため、市はJESCOに対して原因究明と対策を求めています。市は、PCBの外部への漏えいがないことを確認しています。
- 新たに収集運搬作業を始める(株)大相及び三菱電機ロジスティクス(株)の初荷の積込作業について立入検査を行いました。(株)大相は重量のあるコンデンサを人力で運搬するなど、落下や転倒のおそれがある作業を行っていたため、その場で作業方法の改善を指示しました。三菱電機ロジスティクス(株)についてはガイドラインに従って適切な作業を実施していることを確認しました。
- 平成20年12月から平成21年1月にかけて処理施設周辺における大気、水質及び底質の環境調査結果を実施しました。過去の調査結果と比較して大きな変動はなく、環境省が全国で実施しているモニタリング結果の範囲にあり、異常は認められませんでした。
- 水質及び底質の環境調査について、2業者が同時に試料採取を実施しました。業者間において調査結果に差が生じたため、今後はデータの蓄積に努め、クロスチェックやデータ評価方法について検討します。
- 豊田市ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画では、市内のPCB廃棄物であって、豊田処理施設の処理対象物については平成20年度末までに処分することを目標としています。市は、JESCOにPCB廃棄物の処理委託を行っていない109事業者を対象に、立入り等により早期処理を啓発した結果、30事業者がJESCOに機器登録を行い、43事業者については処理の契約又は処理を完了しました。今後も啓発を継続します。
(2)豊田PCB廃棄物処理施設の操業状況について
JESCOから、豊田市域の処理終了時の事業総括(案)が報告されました。
- 豊田処理施設においては、豊田市内に存する高圧トランス、高圧コンデンサ及びこれらと同等のものは、平成20年度末までに全て処理することとしています。処理施設では平成21年2月末までに、トランス類を8台、コンデンサ類を4,536台処理しました。これは豊田市内の処理対象物に対し、トランス類約80%、コンデンサ類で約72%に相当します。
- 豊田市内のPCB廃棄物保管事業者において、JESCOに機器登録を行っているのは263事業者であり、その内188事業者が処理を完了しまし、また、19事業者は処理を継続しています。しかしながら、56事業者については処理が完了していません。
(3)豊田PCB廃棄物処理事業の操業状況について
- PCB廃棄物の保管場所に困窮している事業者に対して、「PCB廃棄物処理に係る東海地区広域協議会」で定めた対応フローに基づき、10事業者への対応を行っている。
- 遮蔽フード内のステンレス床(SUS床)のコーキング施工実施個所について、定期的な発泡漏れ試験を実施していますが、微少発泡が目立つようになってきました。振動を測定し、微少発泡が発生する箇所との関連を調査しましたが、明確な因果関係は確認できませんでした。今後は、毎年全コーキング延長の発泡試験を実施することとして、SUS床管理基準を定めて、コーキング部分の健全性を確保します。
(4)主な質問と回答
| 質問: | 環境調査における異常データへの対応フローについて、異常データの判定基準に過去最大値のみ使用するのでは無く、絶対値で判断することと、濃度傾向を管理すると良い。 |
| 回答(市): | 市としても悩んでいるところなので、より良いものになるよう検討を重ねる。 |
| 質問: | 1月29日にオンラインモニタリングの表示異常が発生し、市が排ガス中のPCBを分析したのが2月25日である。緊急性を認めない異常レベルであったかと思うが、データを確認する意味もあるので、立入者の判断ですぐに分析ができるような体制が望ましい。 |
| 回答(市): | 市は漏えいのないことを再確認するため、念のために分析を行った。できるだけ速く分析を行ったほうがいいので、御指摘の点については検討する。 |
| 質問: | 環境基準値や管理目標値は操業当初から変更はないか。 |
| 回答(JESCO): | 現在まで変わっていない。 |
| 質問: | 事業者が保管しているPCB廃棄物について、漏えいしているものについてはどこが指導を行っているのか。 |
| 回答(市): | 事業者はPCB廃棄物の管理状況について毎年1回、市へ報告している。市が立入検査を実施して、必要があれば指導を行っている。 |
| 質問: | 環境中にPCBが漏えいしている状態のものはないか。 |
| 回答(市): | 環境中に漏えいしているものは把握していない。漏えい物については事業者が保管容器を用いて保管をしている。 |
| 質問: | 収集運搬など、処理施設から離れれば離れるほど、本来整備されているはずのマニュアルなどが整備されていない状況である。事故やトラブルの未然防止のため、市からの指導が必要である。 |
| 回答(市): | 今後は、東海4県に事業が広がっていくので、東海地区広域協議会で提案させていただく。 |
| 質問: | 機器性状が未確定なものはJESCOが受入を行っていないということだが、PCBを社会から完全に処理するためには、そのようなものに対して措置が必要であるが、どうなっているか。 |
| 回答(JESCO): | 全国共通の課題である。正確な数字ではないが、おそらく数パーセントオーダーは可能性としてあるのではないか。溶接された密閉容器に入っているものの調査方法について検討を重ねるなど、段階的に進めていくしかないと思っている。 |
| 質問: | 経済的な理由により処理が進んでいない事業者に対しては、何か助成制度のようなものはあるか。 |
| 回答(JESCO): | 中小企業と認定されれば国より処理費用について70%の補助がある。 |
意見・要望
- 収集運搬事業者がクレーン等の機器を用いてPCB廃棄物を取り扱う際に、事故の無いように巻き込み防止などの指導を行って欲しい。
- 分析試薬については使用量での管理が望ましい。
- SUS床コーキング部分で振動調査を実施しているが、長時間をかけて繰り返し力が加わるということもコーキングに影響を与えた要因になりえるので、振動測定を長時間実施すれば、何らかの相関が得られたかもしれない。
配布資料
| 資料名 | ||
|---|---|---|
| 次第 | ||
| 委員名簿 | ||
| 席次表 | ||
| 資料1 | 豊田PCB廃棄物処理事業における豊田市の対応について | |
| 資料2-1 | 豊田PCB廃棄物処理事業の操業状況について 豊田市域の処理終了時の事業総括(中間) |
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| 別添資料3 | ||
| 添付資料12 | ||
| 資料2-2 | 豊田PCB廃棄物処理施設の状況報告について |
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